バイクとカメラと戯れ言

バイクはXJ600 diversion、カメラはDMC-CM1、旅の様子やそのほか日々のことを書きます

四国ツーリング その1松山港から足摺岬

暖かくなってきました今日この頃。

そろそろ出掛けるにはいい頃合いじゃありませんか。

 

というわけでゴールデンウィークに四国ツーリングに行ってきました。

 

ルートは

0日目 小倉港から松山港

1日目 松山港から足摺岬 ライダーズイン

2日目 高知観光 キャンプ

3日目 松山観光 松山港から小倉港

 


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さて小倉港から乗り込みます。

GWラストの金曜日ということもあってか、船内はいまもでみたことないくらいいっぱいでした。

 


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さらば九州

 

さて、松山港につくと朝5時にでなければなりません

全然眠れんかった...

 

そして最高の曇天...

GWこの日だけ天候が悪く全国的に雨模様

 

当初石槌スカイラインに行く予定でしたが、雲の中を走りそうなので変更。海岸を通り宇和島を目指します。

 

ちょくちょく道の駅で休憩いれますがどこもまだ開いてない...

そんなこんなで宇和島に9時に着きました。

 

 
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宇和島城

こじんまりとしてかわいいお城

城特有の威圧感がなくて愛着がわくかんじ。

 

ここから四万十川へ。一時間ほど走ります。

さすがに疲れがやばいので道の駅一時間ほど休憩。

 

お昼は川沿いの定食屋 いわき食堂


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日替わり定食。700円でこの量。

うれしい、おいしい。

ツーリングマップルに載っていた川エビはこの時期はとれないとのこと。


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ゴリの唐揚げ。

一匹が鮎のキモみたいな味、癖になります。ビールがほしくなるのがつらい!!

 

さて四万十川を下っていきます。

 


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岩間沈下橋

バイクなら渡れます。

観光客のなか渡るの超怖い。

四万十川満足しました。

 

 

ここから足摺岬を目指します。

 

その2に続きます。

dB(デシベル)についてまとめてみた

dB(デシベル)についての理解があいまいだったので調べてまとめました。

「dB」は学生の時に電子工学の「電力の利得」としてでてきました。

利得は以下の計算式であらわされます。

利得[dB]=10log(P1/P2)

 

例えば電波の電力が半分になった場合は

10log(1/2) = 10(log1-log2) = 10(0-0.301) = -3.01dB

となり約3dB下がります。

 

つまりデシベルとは相対値であり、単位はありません。

ところが「dBm」といった絶対値の単位が電力にあります。

これは「1mWを0dBmとして電力の大きさを表したもの」です。

dBm=10log(P[mW])

        =30+10log(P[W])

0dBm = 30 + 10log(0.001) = 30 + (10*-3) = 30 - 30 = 0

 

早見表はこんな感じで導けます。

1mW = 0dBm

10mW = 10dBm

100mW = 20dBm

1W = 30dBm

 

ところがこれが音声になると少し変わります。

一般的なマイクの出力のレベルは-50dBV ほどです。

そして、音声信号のレベルが1/2になると6dB下がります。

これは音声では

dBV という「1Vを0dBとし電圧の高さを表したもの」を使用しているためです。

dBは電力の比であらわされます。

そのため電力を電圧であらわすと以下のようになります。

電力P[w]=電流[A]*電圧[V]

    =抵抗[Ω]*電圧[V]*電圧[V]

    =抵抗[Ω]*電圧[V]^2

dB = 10log(P1/P2) = 10log(R*V1^2/R*V2^2)

  = 10log(V1^2/V2^2)=10*2log(V1/V2)

    = 20log(V1/V2)

となります。

つまり

20log(1/2) = 20*(-0.301) = -6.02

となり約6dB下がります。

 

ところでこの「dB(デシベル)」という単位。

かの電話を作ったアレクサンダー・グラハム・ベルさんが

 伝送減衰を表すためにBel = log(P1/P2)としたのが起源だそうです。

しかしこのベルの値が0.3~1.0の値になり使いにくかったために

「d」(デシ)をつけて「dB」とし、3~10となるようにしたそうです。

この「デシ」は小学生の時に10dL=1Lとして登場したあの「デシ」です。

10dL=1L 、1dL=0.1L

 

以上、デシベルについてまとめてみたでした。 

音楽を聴かないバイク乗りのスイマーの話

僕は音楽をあまり聴きません。よく自己紹介などで好きな音楽は何ですかと聴かれたりしますが、よく困ってしまいます。

その度に不思議な顔をされるので音楽を聴かない理由を考えてみました。

 

 

そもそも、みなさんは音楽をいつ聴くのでしょうか

  • 車に乗ってるとき
  • ジョギングなどスポーツしてるとき
  • 家で

大体このあたりではないでしょうか

 

 僕は20年ほど水泳をしています。そして、泳いでいる最中は音楽を聴くということはできません。

もちろんウォークマンを水の中に、入れられないということもあります。しかし、それよりも泳いでいる水の音を聴くことで自分がどの程度の速度で泳いでいるか、どのような姿勢で泳いでいるかを音から把握しているため音楽を聴く余裕がありません。

これはバイクでも一緒です。僕は車よりもバイクをよく乗ります。バイクでは両耳を塞ぐものを着用しながらの使用は安全上認められていません。しかし、それ以上に風切り音や異音がないかを常に聴くことで速度や状態を把握しています。

また、以前片耳のみイヤホンをつけて走行していたときに、転倒して危険な目にあいました。そのため片耳であってもイヤホンをつけることは避けています。

 

つまり僕は、物理的に、ルール的に、心理的に、音楽を聴くという環境にありません。

そのため、家で音楽を聴くこともありません。

 

 

もちろんジョギングをしたり車の運転をする際に音楽をかけてみたこともあります。しかし、風切り音を邪魔する音楽を聴くと、状態把握が行えなくなり非常にストレスになります。よく車の運転中、助手席の友人が曲をかけていた際に、気が散ってしまうために音量を下げたりしてしまうこともあります。この他、ゲームのBGMなども聞こえてはいるもののストレスとして脳でシャットアウトしているためあまり意識して聞くことがありません。

 

もちろん、これは僕だけで、音楽を聴いて集中力を高める水泳選手や、片耳トランシーバーで音楽を聴くバイク乗りの方も多くいると思います。

 

 

恐らく僕は音楽が嫌いなのでしょう。

 もしかしたら水泳やバイクの自分一人の世界をなにかに邪魔されたくないのかもしれません。

 

 

 

 大体まとめてみましたが、こんなところでしょう。理解してもらえないかもしれませんがこういう人間もいるということを少し書きたかったのです。

 

 

 

(ちなみに、バイクに乗りながら一人カラオケはよくやるのです。これは歌うことによるストレス発散のほうが強力だからかもしれません。)

 

 

シンゴジラ感想、トップをねらえ!でありガメラでありゴジラであった話

今更ながらシンゴジラの感想を書き連ねていこうと思います。

シンゴジラ、滅茶苦茶おもしろかったです!

庵野総監督、樋口監督お二人のファンなのですがお二人の魅力が存分に発揮された映画だったのではないでしょうか。

 

 

タイトルにも書いた通り

トップをねらえ!庵野さん初監督作品)

平成ガメラシリーズ(樋口さん代表作)

は僕の中で最も好きな作品の一つです。

 

しかし、不満もあります。それが

エヴァンゲリオンシリーズ

平成ガメラ3

 

エヴァンゲリオンシリーズについてはトップをねらえ!不思議の海のナディア庵野さんとは思えない無茶苦茶なもやもやする終わらせ方。

ガメラ3は最終盤の大量に飛来するギャオスに日本の自衛隊が陸海空、全総力をもってこれに対処する。という胸熱な、それでもって俺たちの戦いはこれからだ的なもやもやする終わり方でした。

なので僕はこの二人にずっともやもやさせられていたのですが、このシンゴジラを観て僕は感激しました。

シンゴジラはまさにゴジラであり、トップをねらえ!であり、ガメラでした。文句なしの完璧な作品だったといえるでしょう。

 

僕は初代ゴジラ、84ゴジラも見ております。そして、このシンゴジラは初代ゴジラのように、初めて出現した怪獣にどう対処するかをとことん突き詰めて描いた代物でした。そして、リアリティをとことん追求していた。これがなにより素晴らしい。

初代ゴジラゴジラという怪獣そのものが人々の想像にもなく、この世界にとっても映画の中の世界にとっても初めての怪獣でした。これにおののき恐怖しながら人類は立ち向かうというものです。

ところが84ゴジラは初代ゴジラの延長線上の世界であり、ゴジラに対する経験があり、対処するノウハウをもっていました。そのためスーパーXのようなとんでも兵器をうちだし、運用することができました。

しかし、シンゴジラはこれらの世界とは異なります。最初の対応で主人公の矢口が海底トンネルの事故を巨大生物の可能性ではないかと説きましたが、首脳陣はかたくなに巨大生物の可能性を拒否します。これはシンゴジラの世界がゴジラのような怪獣を描かれてこなかった世界、見ている側も初代ゴジラと同じ世界だということがよくわかります。むしろあの状況下で巨大生物の可能性を考える矢口が化物です。

石破元防衛大臣防衛大臣時代に、もし、現在の日本にゴジラが出現したら自衛隊に防衛要請をするのか災害派遣要請をするのかと考えたと仰っております。このような想定そのものが全く考えられなかった世界、怪獣映画などもなかった世界というのが序盤の様子でわかります。それだけでこの映画は素晴らしいものになるなと推測できました。赤坂先生が情報のないなか政府はよく対応してるよと焦る山口に諭しますが、全くその通りだと感じました。

 

ところで、ゴジラのような怪獣の対応はそう多くはありません。

大体の特撮ものはこの解決方法でしょう。

序盤のシーンで超技術による解決はないことが伺えます。さらにゴジラ第二形態の搭乗時は超怪獣の出現も考えられました。が、進化した段階でそれも消えました。また、通常兵器での攻撃が通用したであろう第三形態への攻撃もできませんでした。もう残される手は核しかないという完璧な描写です。

さて、第四形態の自衛隊の総力戦もこれまた見事でした。ガメラ2の巨大レギオン戦を越える描き方です。戦車大隊から富士のミサイル攻撃、F-2による爆撃と、まさに陸海空全総力を結集した戦闘でした。僕はこの映像を何年まったことでしょう。さらに恐らく空自は撮影許可のために戦闘機を撃墜させてはならないという条件付きのはずです。そのためガメラ3ではニュータイプもびっくりのスペシャル回避機動を見せます。今回の空自の動向も気になりましたが、撃墜される役目を米軍のB-2が引き受けました。空自が撃墜されることなく、ゴジラの驚異をうまく描いていたことも素晴らしい点です。

 

さて、ここでB-2を撃墜したゴジラ第四形態の熱線についてちょっと喋ります。ゴジラの熱線といえば青色が基本でした。が、今回は紫色に変わっておりました。何故元々青色かは放射性物質の崩壊に伴うチェレンコフ放射に基づく色、ということだったのでしょう。しかし、311を経験した現実の日本には放射能を撒き散らす青色の熱線の描写は今の日本にはあまりにもリアルすぎて描くわけにはいかないでしょう。また、紫という色は高貴さを表しますのでゴジラを神と形容したガッジーラ的なイメージにも会っていました。

僕はこの熱線のシーンはワクワクし、恐怖しました。特にゴジラの背ビレが紫色に光り出すあたりは変動重力源、宇宙怪獣のクレフシン発光を彷彿とさせる演出であり、心の底から恐怖が涌き出るようでしたワクワク。その後、熱線を口が予想外に開放し攻撃するシーンはトップをねらえ2!のタイタン変動重力源に狙われたディスヌフとラルクのような心境、現代技術ではなにもしようもない、絶望感にうちひしがれました。初代ゴジラの円谷さんはキングコングを見たとき、あまりの衝撃に手に持ったパンフレットを握り潰したといいます。そこで自分もそんな映像を作りたいとゴジラを作ったそうです。結果は大成功。当時の人もみなパンフレットを握り潰したそうです。僕もこのシーンを見たときに手を握りしめました。心のパンフレットはグシャグシャでした。

 

最後に、ラストの尻尾の骨のシーンについてです。

映画の一番最後にゴジラの尻尾に人ほどの骨が映りました。これは小型の飛翔型の群体ゴジラでしょう。ガメラ2の群体レギオンのようなものだったのではないかと予想されます。もし、ヤシオリ作戦がほんのあと1日遅れていたら、核の使用があと半日遅れていたら尻尾の先から群体ゴジラが全世界各地へと飛びたっていたことでしょう。そうなれば全世界各地で核の使用をせざるを得なくなり人類はゴジラに滅ぼされるか、核の炎による相討ちに持っていくかという、どちらを選んでも人類は滅亡寸前の状態になります。それだけのギリギリの闘いであったということがラストカットで余韻としてこの映画を強調して締めくくられます。

 

本当にラストまで文句なしのゴジラでした。最初に書いたようなモヤモヤ感も全くありませんでした。

長くなりましたがこの辺で締めくくります。

それでは今日はこの辺で。