バイクとカメラと戯れ言

バイクはXJ600 diversion、カメラはDMC-CM1、旅の様子やそのほか日々のことを書きます

シンエヴァンゲリオン感想 式波アスカラングレーはバスターマシン7号だった

この感想はネタバレを含みます。

 

まず私が最も好きなアニメはトップをねらえ2!であり

ストライクウィッチーズであるということです。

また、ガイナックス作品のファンであり、

トップをねらえ!不思議の海のナディアも大好きです。

これらの素晴らしい作品を作ってきた庵野監督の中で

嫌いな作品が新世紀エヴァンゲリオンです。

 

今までのそれっぽいワードをそれっぽく散りばめるのは

良いのですが、なぜか周りのオタク達が拡大解釈。

予算不足でのストーリーをまとめる手腕はトップやナディアでみせたように

庵野監督以上の方はいないはずなのに、エヴァではそれが見られなかった。

 

今回のシンエヴァではようやく見ることが出来たと思いました。

これこそ望んでいた庵野監督作品であると改めて感じました。

 

さてさてトップをねらえ2!好きからすると

アスカの使徒覚醒は大好きなシーンでした。

ノノも人間ではなくアンドロイドであり、バスターマシン7号。

そしてトップレスの敵である宇宙怪獣(地球防衛システム)の親玉。

お姉様も人類が進化した結果、人類の敵になってしまった。

アスカもリリンではなくなり人類の敵であった使徒になってしまった。

それでも見た目はバスターマシン7号のようにかっこよかった。

 

アスカの使徒覚醒はまさしくトップレス能力の果てであり

さらに人類を超越してでも敵を止める姿はまさしくラルク「姫」と重なりました。

 

そして大人にならない少女は永遠にトップレス能力を使うことが出来ます。

親を失い、大人になれず、特殊能力を使い続ける、それがエヴァパイロットなのでしょう。

 

そして今回の映画でとても印象的だったセリフ

「大人になったな」

 

シンジやアスカも大人になることでエヴァの呪縛から解き放たれました。

 

 

我々は20世紀末や東日本大震災新型コロナウイルスといった

厄災が起きようとも生きてきて大人になりました。

そんなことがラストのカットで伝わってきました。

とても素晴らしい庵野監督作品らしいエヴァンゲリオンの終劇だったと思います。

 

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そうそうアスカがATフィールドはって、ネルフに突入するシーンは

宮藤芳佳ちゃんを思い出しましたよ。

 

それでは。