3Dプリンター kp3sで印刷しようとすると1mmぐらいでノズルが詰まってしまい印刷できなくなることが発生しました。
原因を調べていくとホットエンドを冷却するファンが動いていないことがわかりました。
また電源ユニットの電源を入れた時から動くファンになっており、もしかすると印刷し終わっても電源を入れたままにしていたため余計な負荷をかけていたのかもしれません。
このファン、3010ファンといい縦30mm横30mm高さ10mmのメジャーなファンになっています。
ところがkp3sで使用されているファンは24vですが、国内で販売しているほとんどが12vです。
一応24vのものもAmazonで売れれてはいますが値段が高く、取り寄せにも時間がかかります。
一方12vのものは秋月電子で100円で売られており、店頭でも購入することが可能です。
他にもラジオデパートの3階でも多くの種類のファンを購入できます。
さて12vのファンを使用するためには24vを12vに変換しなければいけません。
多くの方の記事で使われているコンバータは出力電圧の調整ができるようですが、今回は12v固定で良いため、同じく秋月電子でDCDCコンバータを買って変換回路を組みましょう。
簡単に入力電圧とグランドの間に47μFのコンデンサを入れ、出力電圧グランド間にも同じものを入れます。簡単なノイズはこれで除去されます。
無事に元のファンの電源と変換して、12vファンが動かせました。
大体の方はマザーボードに変換基盤を収納していましたが、面倒なのでホットエンドの隣にぶら下げます。
これで印刷したところ無事に最後まで印刷することができました。
左が前の印刷結果、右がファン交換後の印刷結果
糸が引いているのはしばらく印刷していなかったため、材料のフィラメントが湿気てしまったのでしょう。
とりあえず無事に直すことができてよかったです。